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失敗しない家づくりの知恵

流行や「なんとなく」で決めない

流行だけでデザインを優先して決めることは避けましょう。流行りのデザインは現在は最先端ですが、いずれは古いスタイルとなっていきます。往々にして、流行りすたれの無い住宅のモデルは構造上理にかなっています。外観は良くても複雑な形状の屋根やデザインは、劣化をはやめたり、機能性を制限してしまう傾向にあります。実際毎日の生活でどれだけ使いやすかったり、子育てに適していたり重要な要素や機能性を軽視すると後悔することになります。また、「なんとなく、こっちかな」と何も考えずに決めたことから、後悔するケースが多くあります。自分で知識を持って、決める必要がある分、正しい住宅選びができ、高い満足度を得ることができます。後悔を生まないために、劣化対策や機能性を考え、なんとなくで決めないように注意しましょう。

建物デザインでの失敗で多い、外観や建物形状にこだわりすぎない
外観デザインの自由度が高いことは注文住宅の魅力でもあるのですが、建物の形と内部空間は互いにリンクしているため、間取りにも影響が出ます。その結果、無駄なスペースが発生したり、生活・家事動線が悪くなったりと間取りの失敗につながることがあります。また、外観はこだわり始めると費用がかかり、その他構造にも影響が出ます。例えば、屋根をプロヴァンス風の屋根瓦にしたいと考えた場合、以下のような問題があります。

•一般的な屋根材よりも予算は高くなる
•施工に時間がかかる
•雨水が隙間から入るリスクがあり将来的に修繕費用がよりかかる可能性がある
•時間が経過して、修理の際に同じデザインの在庫がないもしくは在庫を調達するのにとても時間がかかってしまうなど
•比較的重いため、家の構造に制限が出てしまう(ツーバイフォーなど壁で支える構造の場合、瓦の重みを支えるために壁を厚くしなければならない=室内が狭くなるなど)

動画でわかるMISAWA