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安全で健康に暮らせる家

住宅の安全性と健康について

①住宅内での事故は多く、危険
年間1万4千人ほどの方が家庭内事故で亡くなっているが、住宅メーカや工務店の商品には、十分なく対策が講じられていません。死者数の30倍近くの人が、家の中の事故で負傷している、その多くは幼児で子育て世代からは改善が求められています。
特に子供や高齢者に対する配慮が必要です。

住宅を安全で健康に暮らせる空間にするために以下のような工夫が必要です。

*お風呂における幼児の溺死
*お風呂やトイレで脳梗塞など倒れた際に救出が遅れないようドアを外開きに、階段での転倒で途中に踊り場を設け、大きなけがを予防する構造が必要です。
*エアコンに清浄、抗ウイルスフィルター(コロナや感性症対策)、玄関口に手洗い場を設ける(コロナや感染症対策)
*たこ足配線によるショート、出火をなくす
*住宅内での転倒の防止
*五感に働きかける木質の家(視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚)
*シックハウス対策の取れた建材の使用
*フットンチッドの健康への効果(ストレていげん、質の高い睡眠の促進)

②木質の家は五感に働きかけストレスを下げ、健康を促進します。
内装に木材を使用した部屋は、いつも同じ香り成分を放つ?
香りは嗅覚を通して感情や記憶を司る大脳辺縁系にダイレクトに作用し、私たちにリラックゼーションのみならず、さまざまな効果を与えると言われています。スギの材は豊富な香りを有しており、その香りの大半を占める成分はセスキテルペン類です。
 例えば、スギ無垢材を内装に用いた部屋では非無垢材を内装に用いた部屋に比べて、このフッテンチッドは4倍以上高く検出されました。また、香り成分は温度による影響を受けやすいため、暑い夏に高く、寒い冬に低いことが分かりました。こうした季節による変動はあるものの、経過年数による明らかな香りの減少は確認されず、部屋の中の空気に含まれる木の香りが維持されていることも分かりました。我が国に生育する主な樹種の精油の量を示しました。この香りの成分を含む木の精油は一般的に針葉樹の方が多く含まれますが、広葉樹の中でもクスノキ、シキミなどのように多く含む樹種もあります。また、樹木の部位別では葉に多く含まれています。

睡眠の質の向上
木の家は、心身をリラックスさせる香り成分が豊富で、温度・湿度を調節する効果があることは科学的にも明らかになってきています。更に 睡眠環境としてもお薦めしたい木の家について、九州大学などのグループの研究によると 木と非木材の家屋で宿泊した被験者のうち、木の家屋に宿泊した被験者の深い眠りは36分多く、浅い眠りは18分少なく、木の内装の実験棟がより良質な睡眠を提供できる空間である事が示されれるなどのデータからも木の家が睡眠の質の向上に有効だと言われています。

木の家には 調湿作用があるのでしょうか?
木の家には調温・調湿機能はあるのだろうか?睡眠中の調温機能について、木材の家と非木材の家で比較したところ、非木材の実験棟間で室温の差異は見られませんでした。これは調温機能は無い事を示しています。一方、木の家には調湿効果があるといわれています。具体的には湿度が高い時には湿気を吸収し、乾燥時には湿気を放出します。そうする事により、湿度に応じた除湿・加湿の2つの働きをします。木の家の調湿機能を調べるために睡眠中の湿度の変化についての実験では、 非木材の家では非木材の家と比較して相対湿度が約10%低値を示しました。木の家に調湿作用があることは、快適性を説明する一因であると考えられます。

木には抗菌作用
私たちの身の回りには、多くの細菌や、食中毒の原因として有名な黄色ブドウ球菌は、人や動物の皮膚、もちろんホコリの中にも存在する、とても身近に多く存在する細菌です。黄色ブドウ球菌に対する抗菌効果を調べる実験として、木材、プラスチックおよび紙に菌液を添加して培養する実験をすると、翌日、紙や、プラスチックの上では、1000倍近くの量の菌が増えているのに対し、杉などの木材の上ではほとんど増殖は見られなかったというデータもあり、その他の多くの実験でも木の抗菌作用は証明されています。

木質の建物は子育てにいい生活環境を提供できる
鉄筋コンクリート造の校舎と、木造校舎に在籍する小学生のストレス反応(腹痛や頭痛などを比較したデータでは、両校に共通する症状には、疲れ(37%)や眠気(30%)がありました。鉄筋コンクリート造の校舎に在籍する子ども達は腹痛や風邪、耳鳴りや目の疲れの項目においては、木造校舎に在籍する子どもに比べて、鉄筋コンクリート造の校舎に在籍する子ども達の回答で高い割合を示しているなど、子供の生活環境にも木の建物はいい影響が確認されています。

動画でわかるMISAWA