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安全で健康に暮らせる家

木質の家は五感に働きかけストレスを下げ、健康を促進します。

内装に木材を使用した部屋は、いつも同じ香り成分を放つ香りは嗅覚を通して感情や記憶を司る大脳辺縁系にダイレクトに作用し、私たちにリラックゼーションのみならず、さまざまな効果を与えると言われています。スギの材は豊富な香りを有しており、その香りの大半を占める成分はセスキテルペン類です。
 例えば、スギ無垢材を内装に用いた部屋では非無垢材を内装に用いた部屋に比べて、このフッテンチッドは4倍以上高く検出されました。また、香り成分は温度による影響を受けやすいため、暑い夏に高く、寒い冬に低いことが分かりました。こうした季節による変動はあるものの、経過年数による明らかな香りの減少は確認されず、部屋の中の空気に含まれる木の香りが維持されていることも分かりました。我が国に生育する主な樹種の精油の量を示しました。この香りの成分を含む木の精油は一般的に針葉樹の方が多く含まれますが、広葉樹の中でもクスノキ、シキミなどのように多く含む樹種もあります。また、樹木の部位別では葉に多く含まれています。

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